2012年01月21日

将来のキャリア形成3

キャリア形成シリーズの3番目です。
いろいろな読者がいらっしゃるので、獣医師関連の話題がどの方にもあてはまるとは限りませんが、どこかで参考になる情報を拾っていただければと思います。
私は獣医師ですが、関連のNPOなどで京都府や大学の集まりによく参ります。
先日は立命館大学で開催された、キャリアデザインフォーラムというイベントにいってきました。
学生の方々も、1回生から4回生、大学院生と幅広く、すでに就活が終わった方も、これからの方もありました。

その中で、パネラーの毛丹青先生(神戸国際大学教授)のお話がとても面白かったです。
毛丹青先生は358倍の競争率を突破して北京大学に入学後、日本へ留学生として来られ、以降日本在住で、現在はバイリンガル作家として歎異抄の中国語翻訳などを行なっておられます。
毛先生の考えは、「キャリアとは起こることを自分で受け止めていって出来上がるものだ」ということで一貫しておられました。

例えば、最初日本に来た時、寮が田んぼの真中で、毎晩カエルがうるさくて寝られなかったそうです。
ところが、カエルの観察を始めると、カエルが毎晩バトルをしていることがわかり、以来それが楽しみに変わったということです。
人生はそういうものかと、私も思います。

もちろんすばらしいキャリアを積み上げてトップに登る人もありますが、なかなか思い通りに行かないのが、人生。
そこで挫折と考えるか、これは新しい発展と考えるかです。
落ちた大学のことをいつまでも考えていても仕方ありません。
強い人とは、現実を受けとめ、利用していける人なのではないかと思います。

ちなみに毛先生は、留学してお金がないとき、魚の販売をしないかと言われ、「やらせていただきます。」と即答されたそうです。
posted by 獣医師 at 15:20| 京都 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | 獣医師という職業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月20日

就職情報は自分で!

よく寄せられるメール
「来年就職なのですが、地方の公務員の求人は何歳まででしょうか?」
他の大学にいってから、獣医学部に入った方に多いです。
「そういうのは、自分で調べる」
年齢などいろいろなリスクを冒して再度入学しているのだから、リスクは自分で取り、情報も自分で取る。
官庁に片っ端から電話すれば、情報は取れます。
あちらにしたら、獣医師は大歓迎のはず。
なんで、自分で電話しないの?

一般に、情報をなんでもネットでとろうとする人が多すぎる。
本当の情報は無料のところになんて、落ちていないということを自覚すべきです。

更に、人にあっても、無料で何でも聞き出そうとするのは、これも虫がよすぎる。
本当に良い情報を欲しければ、大病院の院長などに電話して、
「お昼をご馳走しますので、話を聞かせてください。」
くらいのことはやるべきです。
20歳前後の若造が、昼をおごるというのです。
さすがに公務員の方にはこれはできませんが、夜行バスで官庁に行くくらいの熱意は欲しい。
情報は裁量権限のあるところからもらうのが、基本です。
posted by 獣医師 at 08:34| 京都 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 獣医師という職業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

応急処置を学ぼう2

応急処置を学ぶこと、面倒だと思う方に、すばらしいモチベーション。
それは、
格好いいから。
他の人がモタモタしているとき、迅速な行動ができます。これだけでも十分学んでいいはず。
特に、男性は連れの女性がいると、絶対尊敬が集まりますので、おすすめです。
よく飛行機なんかで
「お医者様はいらっしゃいませんか?」
というシーンがありますよね。
お医者様がいらっしゃれば、出番はありませんが、そうでないときは、微力ながら力になれるのです。

獣医師の方も、
「獣医師ですが、応急処置はできます。」
と、出て行くのもいいですね。
知識は活用してこそ。
posted by 獣医師 at 05:56| 京都 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | 獣医学的考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月19日

応急処置を学ぼう!

先日ある方と待ち合わせをしておりましたら、その広場で急に転倒した男性がありました。
見ていると、身体をけいれんさせています。
これはいかん!とその場に走っていきました。
見ている人が4名ほど。
どうしていいかわからないようです。
「救急車をよびましたか?」と聞くと、呼んだとのこと。
すぐにネクタイをゆるめ、近くの人に脈拍をみてもらいました。
呼吸などは正常のようなので、持っていたペンライト(こういうものを持ち歩くところ、まだ職業意識があるんですね)で、瞳孔反射を調べました。
症状から見て、てんかん発作のようなので、とにかく状態を楽にさせました。
そのうち、近くのビル警備の人が来ました。AEDを持っています。
「それ、AEDですね?」と聞くと、そうだという。
AEDは必要なかったのですが、舌が落ちない(落ちると気道を塞ぎます)ように、AEDを枕にして、頭を低めにしました。
そのうち、救急車がやってきました。

知らない人は何もできません。
私も、これは獣医学の知識というより、知り合いの消防士に習ったことです。
皆さんも、機会があればぜひ応急処置を学んでください。
適切な処置で、助かる命があります。
いつか、といわず、できるだけ早く。
身近な人を助けることもできます。
posted by 獣医師 at 17:13| 京都 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月10日

歳の差婚

今話題の歳の差婚です。
いろいろな実例を見ています。最終的な結論は
「夫が先に老人になることを、女性が許容できればよい」
ということです。
できないと、いろいろ問題があります。

数年前、知り合いの知り合いで、25歳くらい歳の離れたご夫婦がありました。
夫は有名な陶芸作家、女性は後妻さんでした。
男性がまだ60前後のとき、女性はそのポジションの上に乗っかるので、もう下世話な言い方ですが、
「ブイブイ言わせてました」
高価な着物や趣味だけでなく、すでにサル山の頂点にいる夫なので、その後光も使えたのです。

ところが、夫が70過ぎると、事情がかわり、介護が必要になりました。
若い妻:それを自慢する実力者の夫
から、
介護者:要介護者
に事情が変わってしまったのです。

最終的にどうなったかというと、その奥さんは逃げてしまいました。
その後夫が亡くなったので、先妻の子供さんも交えて結構な泥沼であったそうです。
なかなか難しい問題です。

近くにもその例があり、こちらも10歳ほど年齢の離れたご夫婦です。
一度お電話したとき、ご主人が電話に出られたので、
「ご主人はご在宅なんですね。」
というと、
「10歳も離れていて、もうおじいさんです。」
とサクッとおっしゃいました。
この夫も、現役のときは
「若いお嫁さんで羨ましいですね。」
とか言われていたはずですし、女性は夫につき従ってたはずです。
なんか、気の毒。

若いときに自分が得た恩恵を忘れないなら、その関係は維持できるのですが、皆人間ですからね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
あるところにドングリをたくさん蓄えている長老のリスがいた。
リスは権力にものを言わせ、リス村で一番美しい若いリスを手に入れた。
若いリスの親も、「長老さまの嫁になれば、うちも安泰です。ドングリをたくさん結納で下さいね。」と喜んだ。
しばらくはそのまま結婚が続いたが、ある日長老リスは、木から飛び移るのに失敗して、寝たきりとなってしまった。
嫁リスがなかなか看病に来ないので、這いながら探すと、ドングリの倉は空っぽになっていた。
嫁の「探さないで下さい」
という書置きがあった。
長老の死後、近くで「ドングリ貸付業」を営む元リス嫁の姿があった。
愛人の若い男リスを使い、家族にも手伝わせて、「女性リスベンチャー番付」にも載る企業に成長していた。

女は怖いんだじょー!
posted by 獣医師 at 08:22| 京都 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 獣医学的考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月09日

相談する人を選ぶ

就職活動や、いろいろな分野で相談する人選びは大切です。
良い人に相談すると、良い結果が得られます。
大したことない人に相談すると、大したことない結果しか得られません。

では、その識別はどうするのか?

結構わかりやすい基準があり、それは
「アポイントなしで会えるか?それともアポイントが必要か?」
経験的にいって、いつでも会える人は、あまり裁量権限がないことが多いです。有能な人は多くのしごとを抱えていて、いつも忙しい。
こうした有能な人をうまく捕まえるのが営業の醍醐味なのですが、それは別の機会に書くとして、やはりこうした人のアポをしっかり取って、会いに行くのが良いと思います。
それから、もっと注意しないといけないのは、かなり有名でも「ドロップアウトした人」「ドロップアウトを売り物にしている人」です。
個人的には、こういう人は面白い経歴なので、講演など聞く分にはいいのですが、進路相談の相手としてはあまりおすすめできません。
あなたがドロップアウトを目指すなら、よいと思いますが。
やはりこれから組織の中で生きて行こうと思う人は、組織の中でうまくやる人のノウハウをいただく必要があるので、出て行く人はメンターとして不向きなのです。
具体的には、官僚を辞めた
ばかりの人、大会社を辞めたばかりの人です。
方向性が定まっていませんし、組織に否定的な見解が多いので、自分の経験から、あまり役に立たなかったことが多いのです。
この人たちが、自分で会社を興してそこそこ成功すれば、会いにいってもよいと思います。

いろいろ人脈もありますし、得られる情報も多いのです。
ただ、落ち着いてない間はこんなことも。


昔、あるコンサルタントの人が3名で興した会社を訪問したことがあります。
セミナーの後で、友人の紹介でした。
事務所で色々雑談をして、その中の1名が駅まで送ってくださるというので、ご一緒しました。
事務所を出るやいなや、
「あそこにいた○○ね、△△
ですごくやってたというんだけど、実はほどんど干されててね。うちが仕方なく引き受けたんだ。もう勝手ばっかりで大変だよ。」
セミナーの和気藹々とした雰囲気はなんだったの?
そこには二度といきませんでした。

母の代から我家に言い伝えられていることは
「男は女よりひがみが強い」
だから、そういう人はよい情報を出しませんし、場合によっては相談に来た若い人を
アリジゴク
たらーっ(汗)に落とします。

結論:
ハッピーな忙しい人に相談して、ハッピーなアドバイスをもらおう。



posted by 獣医師 at 09:56| 京都 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 獣医学的考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月07日

減築

減築という言葉を、最初に使ったのは、一級建築士の奥村さんです。
彼についてはブログの中頃で紹介しましたが、伏見工業高校を出て一級建築士となり、いろいろな人の家の改築を手伝いました。
それも、図面を引くだけでなく、実際に作るのです。
作るのは、
「自分はあくまで建築士なので、モデルを作る、試験的に作る。」
というスタンスでした。
だけど、実際は低予算でリフォームができてしまうので、皆大喜びです。

いつも軽乗用車に乗っていて、そこで寝起きしていました。
改築で泊まりの要るときは、食事だけ一緒で、寝るのは車です。
私たちが豊橋の官舎住まいのときも、車で寝泊りして子供たちのベッドを作ってくれました。
それは古い桐たんすとベニヤ板でできていて、あっというまに団地名物となり、親まで見学に来ていました。

先日もテレビで、「原則、住んでいる人に工事をさせてリフォーム」という特集を見て、「こんなの、何十年も前に教えてもらってやった」と思いました。
バック・トウー・ザ・フューチャーのエメットブラウンが「マッドサイエンティスト」なら、彼は「マッド・アーキテクト」でした。
古いものがどんどん使えるものになっていくのです。
そのとき家族で見につけた技術があるのですが、残念ながら5年前に家を改築したので、なかなか無茶なことができません。
農家など手に入れる機会があれば、奥村さんの技術は再度生きると思われます。

さて、その彼は
「これからは家を壊していく減築が始まる」
と予言しました。
20年以上も前です。
現実、京都の町家の10%以上が空家だそうで、全国で調べるとそれだけ空家があるかわかりません。
思えば、彼に教わったことはとても多かったのです。
posted by 獣医師 at 11:56| 京都 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 理科教育を考える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月02日

自分でやる精神

元旦からおせち関連トラブルのニュースが続き、思うことは、
「自分で作ればこうした問題は減る」
ということです。
いつからお節を人に頼むようになったの?
少なくとも20年前くらいは家庭の大行事でした。お節作りは。

食品衛生の観点からいえば、
年末のバイトの少ない時期に、
今の暖かい部屋の多い家庭で、
31日到着(必着)、
しかも翌日食べる

なんて無茶です!

お節を配達していた業者さんも知っていますが、暖かい冬は特に大変で、味がどんどん佃煮風になっていました。
業者にすれば、これしか防衛対策はありません。
それでもやめないのは、利益率が高いからです。
言い換えれば、注文する奴がいいカモだからです。

元旦念頭所見(?)、昨日に続いてお伝えすることがあるとすれば、それは
「できるだけ自力でやる」
という精神を身につけることです。

学校に就職活動を頼らない。
くれるかどうか先行き不明の年金をカウントしない。
学力向上を学校の指導に頼らない。
自分の将来を会社が保証すると信じない。
このままで日本が安泰などと信じない。

結婚しなくても家にいてよい、などという無責任な親を信じない。

特に最後、本当に子供のことを思えば、大変でも人の中に押し出し、自分の社会を作らせるのが親としてあるべき姿勢です。
防災も、人に頼る人と、自分で準備する人で大きな違いがでてきます。
自力でやれることが増えると、やれない人が多い今の時代、その人を助けるだけでビジネスができ、そこまでいかないときも大きな貸しができるのです。
なんだかんだ言って、日本人は弱くなっています。
posted by 獣医師 at 05:31| 京都 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 獣医学的考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月01日

2012年になりましたね

いろいろなことがあった2011年も終わり、2012年になりました。
日本人は年が替わると昔のことを忘れることができる能力があるそうです。それはよいことでも、悪いことでもあります。
忘れないことは忘れず、将来にむかわなければと思っています。

昨今、いろいろなことで事情が厳しくなっています。
ある会合で、開業獣医師の方が「最近やっぱりだんだん売上げが悪くなってますね。」といわれたのはもう何年前のことでしょうか。
開業の方も、会社勤務の方も、より大変な時期に向ってきています。

昨年は「絆」ということばが大切にされ、いろいろな場所で使われました。
この言葉がたんなるイメージ漢字にならないために、今年はその実践がもっと進めばよいと思っています。

日本が米国や中国に対して、アドバンテージがあるとすれば、それは狭い国土ですが効率よくヒト・モノ・カネが動くことです。
そして、いままでの成長で蓄積された経験・学歴・技術を持った人のストックです。
その中には退職した人も多く含まれます。
かえって年金という制度のおかげで、こうした人材が眠ってしまっていることもあると思うのです。
勤務獣医師のなかには、退職が惜しいと思う方がたくさんおられます。

そうした、「隠れた資源」の掘り起こしで、もっと出てくるものがあるように思います。
何が出てくるかは部署によっていろいろでしょう。
そのあたりを再認識すること、そしてそれらを効率よくつないでいくことが、これからどの分野でも、課題となるのではないかと思います。
posted by 獣医師 at 09:20| 京都 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月31日

なぜ結婚ができないか?

就職の件は別の機会に譲るとして、なぜ結婚ができないか?について更に考察します。
女性の社会進出、とかそういう理由はなしです。
というのは、ポジションが高くても既婚の人もいるからです。
昔は兄弟を養うために独身という方がありましたが、今はそういう人も少なくなっています。

結論から。
原因は親です。
それも母親。


その、「結婚できない世代」のあたりから、同居がなくなっています。
要は「かなり好きにできる人たち」が育てた子供です。
だから、三世代同居の家と比較して、人との接触、それも「好きでない人との接触」がない。
たまに遊びにいくのと、暮らすのは別問題です。

親が学習していないことを、子供に伝えることはできません。
その、「かなり好きにできる人たち」が、「更に好きにできる人たち」を育てているのです。

また、今の母親は、「あわよくば老後の世話を娘に頼もう」と思っている人が多いので、「早く結婚しなさい」「結婚したら帰ってきてはいけない」などとは言いません。
そして、経済的な問題もありました。
結婚へのモチベーション、実は「好きな人と理想の家庭を」ではなく、「人減らし」です。
いい加減の年齢になると、弟が「僕が結婚できないから(この場合も、弟は実家で同居前提)、早くお姉ちゃん出て行け。」などといいます。
今はどうですか?
「できればお姉ちゃんは実家に住んで、両親を見て(僕らに介護を押し付けないでね)。」というスタンスに変っています。
同じ人減らしなら、ちょっとでも条件のよいところに減らす方向が何かとよいので、結婚は家庭を挙げての大事業です。
今は少ないですが、昔は「釣書」というものがよく回ってきました。私も垣間見たことがあります。
「人物カタログ」です。

その上、会社などでも早く女子職員を結婚させようという動きもなくなりました。
「寿退社」なんてあるのは宝塚くらい?
ということで、「結婚は家庭・社会が全力を上げて取り組む事業」ではなく、「個人で勝手にしたら?」というイベントでしかありません。
背後がバックアップしたり、脅したりしないのに、先にすすめという方が無理でしょう。

その反面、結婚の条件を非常に満たしている子がたまにいたりします。
そこでは、「2:8の法則」が作動します。
8割の顧客がその2割の商品に殺到するのです。
こうした様子を見ると、人生はやはりバトルであることを実感します。

posted by 獣医師 at 18:27| 京都 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 獣医学的考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする